メラウケ

インフォメーション

メラウケはインドネシア最東端の町。インドネシアの表現の一つで「サバン（スマトラの北の島）からメラウケ迄」と、日本で言う所の「北は北海道から南は沖縄迄」の全国を表す時によく使われる。歴史ではオランダ行政人が1902年2月12日。最初にメラウケを見つけたとされている。その当時はMarid AnimとSohoersの2種族の先住民が存在した。

この当時ヨーロッパの女性達の間で帽子に極楽鳥の羽を飾る事が流行った影響でヨーロッパ人・中国人らが南部ニューギニアの森で乱獲を行う。（オランダ政府は後にこれを禁止する）このような経緯から外国人の居住者が増えた。「メラウケ」名前の起源は誤解が元で変化した名前、外国人が地元人へ地名を尋ね、得た回答が「Maro-ke」（「マロ川」の意）、パプアの先住民はその地を「Ermasoek」と呼んだ、その2つの名称が変化して現在の「メラウケ」に落ち着いた。

行政区画	パプア州 メラウケ県
中核都市	メラウケ Merauke
空港	メラウケ空港 Bandar Udara Internasional Mopah, Merauke
メラウケ空港乗入れ航空会社	GA：ガルーダインドネシア航空　SJ：スリウィジャヤ航空　JT：ライオン航空
メラウケ空港を結ぶ他空港	◆パプア地区◆ [ ジャヤプラ GA SJ JT]
メラウケ空港から主な地域への距離 約	メラウケ市街：3km　ワスル国立公園：68km　ソタ村(パプアニューギニアとの国境の村)：80km
web site	http://merauke.go.id/portal/　[メラウケ県] https://www.papua.go.id/　[パプア州]
時差	日本と同じ
面積 パプア州	420,.540k㎡（北海道の5.4倍くらい）
面積 メラウケ県	47,406k㎡（岩手県の3倍くらい）
人口 パプア州	326万人（茨城県の1.14倍くらい）
人口 メラウケ県	22.3万人（青森県八戸市くらい）
宗教 メラウケ県	イスラム41.17%・カトリック39.65%・プロテスタント18.76%・ヒンドゥー0.27%・仏教0.15%
町のイメージ	外部の動画サイトによる町のイメージ

【メラウケ 観光地、史跡、郷土料理、著名人】

【ワスル国立公園 Taman Nasional Wasur】

ワスル国立公園。パプア最大の湿地帯で地域のおよそ70%はサバンナ。生物種ではマングローブ、モモタマナ、ティーツリー、ヒルギダマシ、ブルグイエラ等が生息し野生動物は木登りカンガルー、ヒクイドリ、極楽鳥、鰐、様々な渡り鳥、ワラビ、3-4mの高さの蟻塚等が見られる。[動画サイトの様子]

【国境の塔 Tugu kembar】

メラウケのソタ地区は隣国パプアニューギニアとの国境線にある国境の塔。5,200km離れた最西端のサバン島にも同様の塔があり2つの塔の間がインドネシア共和国領土となる。

【ドゥングン ルサ Dendeng rusa】

Dendeng rusa：鹿の干し肉。メラウケには森から都市部に至る迄鹿が多く生息している。メラウケでは鹿は一般的な食糧で幾つかの種類の加工食品がある。その中で特に知られているのが「デンデン ルサ」。薄くスライスし一晩下味の汁に漬けて1日日光に当て乾燥。触感食感の柔らかさは牛肉や山羊肉に劣らない。値段は他の肉よりお高い。作り方は各家族代々伝えられた製法。インドネシアの多くの地域では鹿は保護の対象だが、メラウケでは繁殖が多い為、県も合法的に地元人に狩猟を許可している。[動画サイトの様子]

【Tugu LB. Moerdani】

パプアに於いてインドネシア軍がオランダ政府より西イリアンを奪い取る攻撃を記念した塔。この攻撃は1962年7月4日Leonardus Benyamin Moerdani少佐が率いて行った。この塔は1989年10月2日、西イリアンを解放した戦士達への功績に敬意を表しメラウケ社会より献上された。Leonardus Benyamin Moerdani(1932年10月2日中部ジャワ出身・2004年8月29日ジャカルタにて逝去、享年71歳)インドネシア共和国の軍人。1981年3月28日、5名のテロリストが起こしたハイジャック「ガルーダインドネシア航空206便事件」への問題解決に尽力した一人としても知られる。[動画サイトの様子]